「ポツダム宣言受諾は無条件降伏だ」と言い張る議論は空論 (2/2ページ)

2015.06.06


米戦艦ミズーリ号での降伏文書調印式=1945年9月2日、東京湾上【拡大】

 さて、先の大戦と戦後政策における米国側の過ちを、私が次々に指摘することを心配する人もいる。例えば、毎日のようにテレビで顔を見る米国人の某友人はわざわざメールをくれた。私のことを本気で心配してくれている気持ちが文面から伝わった。彼は、負の要素を持つ歴史的事実の公開は、米国の国益に反すると考えているのだと思う。

 しかし、私は、大戦中に日系人を強制収容所に入れたことをレーガン大統領が謝罪したように、米国政府が過ちを正面から認めることが、米国と日本の双方の国益にかなうと確信している。

 日本人は正直で誠実、正義を重んじ、嘘を嫌い、潔さを好み、恩義を忘れず、つらい過去を水に流せるからだ。

 ただし、大国同士の外交の場面で「正直」や「誠実」が通用するのは日米間だけだと思う。日本人はこの悲しい現実も忘れてはならない。

 ■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。80年、法学博士号・経営学修士号を取得し、国際法律事務所に就職。83年、テレビ番組「世界まるごとHOWマッチ」にレギュラー出演し、人気タレントに。現在は講演活動や企業経営を行う。自著・共著に『まだGHQの洗脳に縛られている日本人』(PHP研究所)、『素晴らしい国・日本に告ぐ』(青林堂)など。

 

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