イラクに派遣された自衛隊員の自殺率、ちゃんと計算すれば分かる事実 (1/2ページ)

2015.06.23

 衆院の安保法制特別委員会における5月27日の政府答弁が話題になっている。イラク戦争のイラク特措法とアフガニスタン戦争のテロ特措法に基づいて派遣された自衛官のうち、これまでの自殺者について、イラク特措法で陸上自衛官が21人、航空自衛官が8人で計29人、テロ特措法で海上自衛官が25人で、合計54人−と政府は答弁した。

 この数字について週刊誌では「どう考えても普通じゃない なんと自殺者54人」などと報じている。

 その中では元政府高官が「そもそも、自衛隊全体で隊員10万人あたりの自殺者数を計算すると30〜40人となり、これは世間一般の1・5倍と多い。しかしイラク派遣部隊の数字は、さらにその約10倍になる」ともコメントしている。

 筆者は、これを読んだとき、本当かと疑問に思った。筆者の頭にひらめいた直感は、イラク派遣で29人の自殺者というのは、派遣から7年間の数字で、1年平均にすればだいたい4人。イラク派兵はだいたい1万人だから、10万人あたりにすれば40人、これは自衛隊全体の平均と同程度ではないか、というものだった。

 これに関してもう少し調べると、ある大手新聞の論説委員による2012年の記事に「イラク特措法で派遣され、帰国後に自殺した隊員を10万人あたりに置き換えると陸自は345・5人で自衛隊全体の10倍、空自は166・7人で5倍になる」とあった。

 

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