インドネシア・バリ州の文化的景観 水を神聖視する世界観、日本にも通じる (1/2ページ)

★インドネシア・バリ州の文化的景観

2015.06.26

連載:ライフ


バリで最も優美とされるタマン・アユン寺院【拡大】

 出雲風土記および出雲神話に関する旅行企画の下見調査で、宍道湖を中心とした神々のふるさとをめぐってきました。「神の湯」と呼ばれる玉造温泉に宿泊しましたが、宍道湖に沈む夕日は美しく、湖面に指す光は神々しささえ感じさせてくれます。

 私はこの夕日を見るたびにインドネシアのバリ島にある海の神を祀るタナロット寺院の夕景を思い出します。昼食は出雲大社神門通りのLAUTという名のイタリアンレストランでとりましたが、この名前はインドネシア語で「海」を意味し、ここのオーナーも出雲の風景をバリ島に重ねたのではないかと思われます。

 そこで今回はそのバリ島の世界遺産を紹介します。具体的には「トリ・ヒタ・カラナ哲学に基づくスバック潅漑(かんがい)システム」というバリ島の伝統的な田の水利管理組合(スバック)によって維持されてきた文化的景観です。

 トリ・ヒタ・カラナとはサンスクリット語の3(トリ)、喜びや繁栄(ヒタ)、理由(カラナ)に由来。神と人と自然という三者の調和を意味するバリ・ヒンドゥーの教義概念です。神がもたらす自然の恵みを受け取り、そこから供え物を作り、祈りとともに神にささげるという神と人と自然の関係を表現しています。

 

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