福岡県警の「工藤会」壊滅作戦に新展開 他の暴力団も戦々恐々 (1/2ページ)

2015.07.04


5月24日に野村容疑者の自宅に入る福岡県警の捜査員。工藤会壊滅作戦の行方は…【拡大】

 福岡県警が進める特定危険指定暴力団、工藤会(北九州市)の壊滅作戦が新たな展開だ。所得税法違反容疑で逮捕された工藤会トップの総裁、野村悟容疑者(68)は6日に勾留満期を迎えるが、配下組員から集めた「上納金」だけでなく、港湾工事などの「みかじめ料」も野村容疑者側に流れていたことが判明。上納金とみかじめ料を合わせた脱税額は、逮捕容疑よりも増える見通しで、捜査当局は詰めの捜査を進めている。

 先月16日、2013年までの4年間に得た上納金約2億2700万円を隠し、所得税約8800万円を免れた疑いで逮捕された野村容疑者。野村容疑者は上納金を親族名義、知人名義の複数の口座に分散して不正蓄財していたが、その中には、地元の港湾工事、土木工事などに絡むみかじめ料も含まれていることが新たに分かった。

 「工藤会では月約2000万円の上納金を集め、うち約500万円は野村容疑者に渡っていたが、逮捕者が続出したこともあり、以前のようには上納金は集まらなくなった。上納金の他にも工藤会には港湾工事や土木工事などで得た収入があり、そのうちの相当額が野村容疑者に渡るようになった」(捜査関係者)

 野村容疑者は高級外車の購入やゴルフなどに加え、愛人や愛人の子供の生活費などにも使っていたとされ、捜査当局は個人所得にあたると判断する見通しだ。

 長年、税務当局や捜査当局にとって手つかずだった暴力団マネー。今回の捜査が進むきっかけになったのは、工藤会幹部で金庫番の山中政吉容疑者(64)のメモとされる。カネの流れが記録されていたというメモの存在に、ある関係者は「暴力団は証拠を残さないのが鉄則なので、“山中メモ”は信じられない。自らは不正をしていないことを示すために残したとしか考えられず、それだけ野村容疑者が怖ろしかったのだろう」と話す。

 

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