「ウナギ味」ナマズ、近畿大が開発 臭みもなく、価格は「中国産」より安く (1/2ページ)

2015.07.21


近畿大学水産研究所2店舗で土用の丑の日(24日)に限定販売される「うなぎ味のナマズ御重」【拡大】

 価格が高騰するウナギの代用食材にしようと、近畿大(大阪府東大阪市)などが養殖技術を開発した「ウナギ味のナマズ」の試食販売会が土用の丑の日の24日、東京と大阪で開かれる。世界初のクロマグロ完全養殖を成功させた近大が開発した新食材には、飲食業界や小売業界から注文が殺到し、生産が追いつかないほどの人気。「近大ナマズ」を中心にビジネスチャンスが生まれている。

 近大が直営する大阪市北区の飲食店「近畿大学水産研究所大阪店」で13日、養殖ナマズの試食会が報道関係者向けに開催された。かば焼きで振る舞われたナマズはウナギとほぼ見分けがつかず、皮は香ばしく身にも泥臭さはない。身の柔らかさは国産ウナギには及ばないが、うまみは十分で、何も知らずに食べれば違いに気付くのは難しい。

 開発したのは、近大農学部の有路(ありじ)昌彦准教授と鹿児島県の養鰻(ようまん)業者「牧原養鰻」。

 有路氏によると、国内のウナギの供給量は2000年で約15万トンだったが、14年には5万トンまで減少。近大には関係者から代用食材開発の要望が殺到し、09年から共同開発を進めてきた。

 有路氏はまず、沼などに生息する通常のナマズが泥臭い味なのに対し、琵琶湖北部のイワトコナマズが臭みがないことに着目。良水質の環境でエビやアユを食べて育つ生態を参考に、繁殖力が強いマナマズを地下水と甲殻類など7種を配合した飼料で育て、臭みがなくウナギに似た味わいを実現した。

 このナマズはウナギに比べ、育成期間が半分以下で、栄養面でもビタミンB群やタンパク質が豊富で引けを取らない。小骨がないので食べやすく、ウナギではできない刺し身でも味わえるという。

 

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