きちんとした同盟で戦争リスクは4割減る 防衛費は自前より75%安い (1/2ページ)

2015.08.07

 筆者は、データや事実などをベースに物事を考え、イデオロギーとは無縁にしている。この意味では右でも左でもない。

 米プリンストン大留学時には、国際政治・関係論、平和論を勉強したが、イデオロギー的な話は語学の壁もあってできないので、戦争のデータに基づく議論ばかりしていた。

 国際政治・関係論、平和論では、どうしたら戦争をしないようにできるかを研究するので、日本の左派勢力のように、「憲法第9条だけ唱えていれば、日本だけは平和になる」という議論は論外だ。

 戦争の基礎データは「戦争の相関プロジェクト(COW:the Correlates of War Project)」のウェブサイトで公開されている。主要な資料は、1816〜2007年の戦争データである。ここでは、「1000人以上の戦死者を出した軍事衝突」が戦争と見なされており、この数量的定義が国際政治学では広く使われている。そして戦争は「国内」「国家間」「それ以外」に分けられている。

 エール大のブルース・ラセット教授とアラバマ大のジョン・オニール教授は、膨大な戦争データから、「民主主義国家同士は、まれにしか戦争しない」ことを実証した。その集大成が、両氏によって2001年に出版された『Triangulating Peace』という本だ。筆者はプリンストン大時代に同書に出合うことができて、幸運だった。

 同書では、1886年から1992年までの戦争データについて、リアリズムとリベラリズムのすべての要素を取り入れて実証分析がなされている。

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。