数千キロの旅の末、発見されたマレーシア機 (1/2ページ)

2015.08.14


現在、本格的な鑑定作業が行われている機体の残骸。乗客乗員239人は不明のままだ(ロイター)【拡大】

 昨年3月から行方不明になっていたマレーシア航空370便の残骸がインド洋にあるレユニオン島の海岸に流れ着いた。

 レユニオン島を知っていた日本人はほとんどいないだろう。だが、私たち地球物理学者には有名なところなのだ。

 レユニオン島はインド洋の西の端に近いところ、マダガスカル島のすぐ東にある。

 地球物理学者に有名な理由は、ここの地下深くからプリュームという溶けた溶岩が上がってきているからだ。「源泉」は2000キロメートルも深いところにある。

 プリュームが上がってきているところはハワイなどほかの場所でも知られているが、ここは特別に規模が大きい。

 約6600万年前、インド亜大陸が昔あった大きな南極大陸から分かれて北上した。そのインド亜大陸がレユニオンの上を通過したときに、下にあるプリュームから玄武岩が大量に噴き出た。

 いまインド中部に広く広がっているデカン高原は面積が日本全土の約1・5倍、50万平方キロメートルもある。これはプリュームが出てきて作った巨大な溶岩台地なのである。地表が大規模に割れて途方もない量の溶岩が地表に噴き出てきたものだ。

 いまでもレユニオン島のプリュームは活動を続けていて、世界有数の火山が噴火を続けている。この火山はユネスコの世界遺産でもある。

 インドが南極大陸から分かれたときに、同じようにアフリカもオーストラリアも分かれた。こうしてインド洋ができた。

 

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