平田さんは13日午前2時50分ごろ、LINEでゲームを利用するためのポイントを同級生の女子生徒(12)に送信。友人である中学3年の女子生徒からは帰宅をうながされ、「野宿しようと思う」と返答し、午前3時15分ごろ、「おやするみー(おやすみ)」とのメッセージを送信。午前6時40分ごろには、別の友人から「今何してるん」と聞かれ「京都に行くねん」と返信していた。
寝屋川市内の商店街の防犯カメラには午前1〜5時ごろ、2人と背格好や服装がよく似た男女が何度か写っていた。
その後、2人は寝屋川市駅付近のファストフード店前の駐輪スペースに自転車を止めて移動し、一緒に事件に巻き込まれたとみられる。
星野君は友人関係でトラブルがあったとの情報もある。
2人は小学生時代からの友人で、ともに中木田中学に進学。平田さんは吹奏楽部に入部してトロンボーンを担当し、星野君は軟式テニス部で練習に励んでいた。
平田さんと同じクラスの女子生徒(12)は「平田さんは明るくて友達の多い子。私は小学校が同じクラスメートが少なかったので、入学してすぐに平田さんが話しかけてくれたおかげで友達が増えた。平田さんの全てを奪った犯人が許せない」と肩を落とした。
一方、星野君のクラスメートの女子生徒(12)は「いつも休憩時間に一緒に遊んでいた。早く無事に帰ってきてほしい」と心配していた。
平田さんの母親はLINEで関係者に向けて「ナツはこうなったけど、リョウトはまだ見つかっていないから、みんな協力して」と呼びかけているという。捜査の進展が待たれる。