山口組“2兆円抗争”勃発 シマとシノギ奪い合い 学習塾まで…様々な業界に魔の手 (2/3ページ)

2015.09.04


篠田建市組長率いる山口組の巨額ブラックマネーをめぐり、抗争に発展しかねない情勢だ【拡大】

 山口春吉初代組長が1915年に創設し、今年で100周年を迎えた山口組。46年に就任した田岡一雄3代目組長は、港湾労働者の派遣事業のほか、自らが社長を務める芸能事務所「神戸芸能社」を介して芸能界に進出。大物人気歌手の興行権を一手に握り、組織の資金源とした。日本最大の暴力団となった山口組は、80年代から90年代にかけてのバブル期に経済規模を急拡大させた。

 2006年10月に日本外国特派員協会で暴力団の経済活動について講演した元公安調査庁調査第2部長の菅沼光弘氏は「渡辺芳則5代目組長(1989〜2005年在任)の時代には、地上げや会社整理、債権回収などで年間2兆円の収入を得ていたといわれている。国内最大手の自動車会社、トヨタの(最終)利益に匹敵するほどの売り上げがあったという話だ。一部の直系組長は、その当時に得た多くの資金を海外の金融機関に分散させて運用するなどし、莫大(ばくだい)な資産を築いた」と説明する。

 04年には、山口組系2次団体旧五菱会(現清水一家)によるヤミ金融事件に絡んで逮捕された組幹部が、マネーロンダリング(資金洗浄)目的でスイスの銀行に、6100万スイスフラン(現在のレートで約75億円)を預けていたことが判明し、衝撃を与えた。

 ただ、11年の暴力団排除条例の全国施行や、12年の暴力団対策法の改正で、資金力にも陰りが出たとの指摘もある。警察庁の調べでは、構成員数も年々減少し、昨年末は1万300人で、09年末の1万9000人に比べて半減するなど往時の勢いはない。

 

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