「地熱発電」の推進を 潜在地熱大国・日本に適した再生可能エネルギー (1/2ページ)

2015.09.27


地熱発電では国内最大の規模を誇る九州電力の八丁原発電所【拡大】

 政府は国立・国定公園内の建物の建設に関する規制を見直し、高さ制限などをゆるめて、地熱発電の開発を促すという。再生可能エネルギーとして期待される地熱発電は、地下深くで生成された高温の蒸気を取り出し、タービンを回して電力を作るもの。地熱発電所は、火山のある東北や九州に集中している。

 これまで国立・国定公園内の建物は、自然公園法の規則に基づき、景観や利用の観点から建設制限が設けられていた。建物をすべて禁止する区域や、高さ13メートルまたは延べ面積1000平方メートルを超える建物を禁じている区域などもある。

 火山の多い日本は、世界3位の地熱資源量があるといわれるが、その約8割が国立公園や国定公園の地下に存在するとされ、開発が厳しく制限されている。そこで、環境省はまず、国立公園の外の区域から地下の熱源に向けて斜めに掘り進める「斜め掘り」については、開発を認めることにした。これにより、開発地域は拡大した。

 さらに今回、高さ制限などをゆるめることで、地熱発電所を建設しやすくした。また、採掘費用を国が補助する額も、これまでの2分の1から4分の3に引き上げる。

 こうした状況を見ていると、潜在地熱大国の日本、しかも肝心のタービン技術では世界一なのに、いかに地熱を生かすことが遅れているか、と思ってしまう。その理由の1つは、火力発電所や原子力発電所に比べて、発電できる単位が小さいために電力会社が熱心に取り組んでこなかったことだ。地熱発電所も、小さいものを数多く建設しなければならない。

 

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