暴対法とベンツ かつてはステータスだった「黒塗り」も今や国産ミニバン (1/2ページ)

★暴対法とベンツ

2015.10.08


「親分さんとベンツ」の時代は遠くなりにけり=90年代の麻布自動車【拡大】

 山口組分裂を伝えるニュースを見ていた知人が「最近、ワンボックスカーやミニバンに乗るヤクザが多いね。黒塗りのベンツには乗らないの?」と話していた。確かに、テレビのニュースでは国産のミニバンもけっこう目につく。

 ミニバンは車内が広くて収納力も高く、高齢者である親分の乗り降りも楽。着座位置が高いので、遠くの動きもわかって危険回避に役立つというメリットもあるのだろう。かつては自分を誇示するため、高級外車に乗っていた。それが使い勝手のよさを優先させるようになったようだ。

 1992年施行の暴対法(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律)により、クルマを売った業者も暴力団の関係者とされるようになった。そのため、暴力団員との取引を拒否する動きも進んでいる。それで、高級外車を購入しにくくなったという面もあるのだろう。

 −−暴対法ができるはるか以前の1980年代、わが麻布自動車が高級外車を販売していた時代の話。本社ビルの1階から7階までショールームにして、ベンツやBMW、ロールスロイス、フェラーリなどの高級外車や世界の名車を並べていた。評判を聞き、経営者、医師、スポーツ選手、芸能人が集まった。その筋の人たちもやってきた。

 といっても、「私はヤクザです」と名乗るわけではない。こちらにはわからない。現金払いでカネ払いもよかったから、「ひょっとすると」と思うぐらい。昔のクルマはよく壊れていて、修理工場もあったから、よく修理を頼まれた。そのときの風貌や態度から「ああ、やっぱりそうだったのか」とわかるケースもあった。

 

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