マイナンバー汚職 「異能」と呼ばれたノンキャリア官僚のド派手な生活

2015.10.14


警視庁に出頭する中安容疑者=13日【拡大】

 マイナンバー制度導入に絡む収賄容疑で、警視庁捜査2課は13日、厚労省情報政策担当参事官室室長補佐、中安一幸容疑者(45)を逮捕した。高校卒のノンキャリアながら、ずば抜けたIT知識を持ち、高級ブランドで身を固めた姿で省内を歩くなど、「異能の官僚」と呼ばれていた。

 逮捕容疑は、都内のIT関連会社がシステム契約を受注できるように便宜を図った見返りに、2011年11月、現金100万円を受け取ったもの。同社は、厚労省から億単位の受注をしており、捜査2課は、逮捕容疑以外にも現金を受け取ったり、飲食接待を受けていたとみている。

 中安容疑者は高校卒業後の1991年、国立病院の事務官として採用され、2005年に係長として厚労省に転任した。07年以降は部署間を大きく異動することはなく、システム導入や企画立案を担当。医療分野のIT化の旗振り役として、政府の医療情報政策を主導し、大学の客員准教授も務めていたという。

 一方、服装も言動も派手だった。

 ある職員は、中安容疑者がワインレッドのシャツに黒のネクタイ、くるぶしまでの長いトレンチコート−と高級ブランドで身を固めた姿で省内を歩いていたことを覚えている。「金回りがいい人だな」と感じたという。

 中堅官僚によると、中安容疑者は「外にもパイプがあるので、いつでも役所は辞められる」「自分に近い国会議員もたくさんいるし、人脈は持っている」などと周囲に吹聴していた。職員は「能力が高く、代わりの人材がいなかった。上司でも逆らえない雰囲気があったのでは」と話した。

 最近は週の半分以下程度しか出勤していなかった中安容疑者。警視庁に出頭する13日朝も、ウエーブのかかった髪に鼻まで下がった眼鏡、白いジャケット姿−という、一般的な官僚のイメージとはかけ離れていた。

 

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