山口組、分裂余波で恒例のハロウィーン中止 年末“餅つき行事”も…

2015.10.22


山口組総本部に掲げられたハロウィーン中止の知らせ=神戸市灘区【拡大】

 国内最大の指定暴力団山口組が神戸市灘区の総本部で毎年10月31日、秋の収穫を祝う欧米の民俗行事「ハロウィーン」に合わせ、近隣の子供たちに菓子を渡していた行事が今年は中止されることになった。山口組は明確な理由を明らかにしていないが、警察当局は8月末に表面化した神戸山口組との分裂をめぐる対立が背景にあるとみて情報収集を進めている。

 山口組が21日、総本部駐車場横の外壁に「毎年十月三十一日には、恒例のハロウィンを催して居りましたが、本年度は諸般の事情により中止する事になりました。来年は必ず開催致しますので、楽しみにして下さい」などと掲示したことから判明した。

 ハロウィーンは秋の収穫を祝う西洋の民俗行事で、米国では10月31日の夜、子供たちが仮装して近所の家に菓子をもらいに行く祭りとして知られている。

 山口組の関連団体のホームページによると、山口組は2005年ごろからハロウィーンの日の夕方、総本部駐車場で仮装して訪れた近所の子供たちに菓子類の袋詰めを手渡している。昨年は近所の幼稚園などに配布した分も含めて1154袋を配ったといい、駐車場には人だかりができていたという。

 兵庫県警の捜査関係者はハロウィーン中止について「分裂後の情勢から子供たちを抗争の危険に巻き込んではいけないと考えたのではないか」とみている。

 山口組は暴力団排除の動きが強まるなか、年末には総本部駐車場で近所の住民らを招いて餅つき行事を実施するなどし、任侠色を前面に押し出している。

 警察当局は、山口組が抗争の懸念から篠田建市(通称・司忍)組長が参加していた年末の餅つき行事も中止にするとの見方を強めている。

 山口組をめぐっては8月下旬、直系13団体の組長が離脱し、新たに神戸山口組を結成。その後、抗争を警戒する警察当局が双方の組関係者の摘発や家宅捜索を進めている。

 

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