【日本の解き方】中国「マイナス成長」転落? “李克強指数”より厳しい現実 毛時代の悪夢再びか (1/2ページ)

2015.10.23

 19日、中国の7〜9月期国内総生産(GDP)が前年同期比6・9%だったと発表された。事前の市場予測の6・8%より高く、中国政府が目標とする7%より低い。

 しばしば、中国のGDP統計はあてにならないといわれる。これは、告発サイト「ウィキリークス」が暴露した李克強首相のエピソードとして有名である。

 李氏が遼寧省党委書記を務めていた当時、「中国のGDP統計は人為的であるため信頼できない」と語ったというものだ。李氏は当時、遼寧省の経済指標で重視したのはGDP統計ではなく、貨物輸送量、電力消費、銀行融資だと明かしている。

 鉄道貨物輸送量をみると、2014年から下がりだしているし、電力消費や銀行融資もさえないが、筆者の分析ではこの傾向はGDP統計と似ているので、今やこれらの3指標だけは正しいとはいえない。李氏のウィキリークスでの発言は世界的に有名なので、今では貨物輸送量、電力消費、銀行融資の3つの統計でさえ、GDP統計にならっているように見える。

 筆者の見立ては、1〜9月の輸入が前年比15%も減少していることから、マイナス成長もあり得るというものだ。

 また、筆者には、今の中国のやり方が毛沢東元国家主席時代の「大躍進政策」に似ているように思える。今の中国の固定資産投資はGDPの半分近くを占めるようになっているが、「大躍進政策」が始まった1958年当時の固定資産投資の比率とあまり変わらないのだ。

 これだけではない。58年の第2次5カ年計画においては、当時世界第2位の経済大国であった英国を15年で追い越すという計画を立て、後に3年で追い越すという無謀なものだった。激しいノルマが人民に課され、ノルマを達成できなかった現場では水増し報告を行い、ごまかした。

 

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