「カミカゼ」は一般市民を標的にはしていない 自爆テロと同一視する報道に嘆息 (1/2ページ)

2015.11.21


テロ被害にあったレストラン前は、花束で埋められた=パリ【拡大】

 フランスの首都パリで13日夜(現地時間)、同時多発テロが起き、129人の方が亡くなり、350人以上の負傷者が出た。犠牲者のご冥福をお祈りするとともに、傷ついた方々の一日も早い回復を願っている。

 パリは昔から西洋文化の象徴といえる華やかな街である。芸術家、作家、デザイナー、モデル、料理人など、西洋文化の一翼を担う人々は修業時代、一様にパリを目指す。現代音楽と演劇はニューヨーク、バレエはモスクワが聖地かもしれないが、総合的に考えれば、パリこそが西洋文化最大の聖地といえる。

 米国を代表する作家アーネスト・ヘミングウェーも青年時代をパリで過ごした。最晩年、「若者時代にパリに住む機会に恵まれた者は、その後どこへ移り住んだとしても、常に心の中にパリは留まるだろう」との言葉を残している。

 世界中からアーティストの卵を寛大に迎え入れ、インスピレーションを与えて成長させる不思議な力がパリにはある。

 同時に、芸術性と国籍は無関係であることを、パリは率先して世界に示してきた。ゴッホやモネ、ドガなどの西洋画家は、浮世絵の影響を強く受けた名作を残しているし、ルイ・ヴィトンの定番の柄の1つであるダミエ模様は、日本の市松模様がモチーフである。

 西洋文化の聖地であるパリに対して、文化や文明とは対極にある、卑怯で卑劣なテロが行われたことが、西洋人の1人として本当に許せない。

 戦争は人間同士が殺し合う忌むべき行為だが、残念ながら人類は、21世紀となった現在も戦争を放棄できていない。

 

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