感染症の本格シーズン到来 「ラクトフェリン」に注目 抗菌・抗ウイルス作用

2015.11.25


東京・杉並区の親子カフェ「ilsole(イルソーレ)」はスタッフのノロ対策のため、ラクトフェリン入りヨーグルトの摂取を義務づけた【拡大】

 今年もインフルエンザやノロウイルスなど感染症の本格シーズンが到来した。特にノロウイルスは今年「新型」が発生し、例年より流行の規模が拡大すると予想されている。予防のためには、手洗い・うがい、食物の加熱処理、汚染物の消毒などを徹底するとともに、ウイルスに強いカラダづくりを心がけることが大事だ。

 ノロウイルスは口から体内に入り主に腸管で増殖する、感染性胃腸炎の原因ウイルスだ。感染者は10月ごろから増え始め12月にピークに達する。下痢や嘔吐、発熱、脱水などの症状を引き起こし、乳幼児や高齢者などは死に至る危険もある。

 感染症に詳しい東京医科大学微生物学分野の松本哲哉主任教授は「とにかくウイルスをカラダに入れないこと」と注意を促す。「よく生ガキは感染しやすいと言われるけれど、食中毒は主婦や調理人などウイルスを保有した調理従事者を介して起こる方が多く、汚染された食品であればどれでも原因になり得る。また、集計上は感染者から食品を介さず他の人に感染する場合が多い。感染者の排泄物には多量のウイルスが含まれているからです」。感染しても症状が出ない人もいるため、流行の時期は気づかず感染を広げてしまうケースさえあるのだ。

 東京・杉並区の親子カフェ「ilsole(イルソーレ)」はスタッフのノロ対策のため、近年注目されているラクトフェリン入りヨーグルトの摂取を今年から義務づけた。担当者に聞くと、「当店は日頃から小さなお子さま連れが多いため、感染症に関しては年間を通してさまざまな対策を行っています。今年はノロに大流行の兆しがあると聞き、更なる対策をと調べていく中でラクトフェリンを知りました」とのこと。「お客さまを迎えるスタッフの体を守ることが大事ということで、いつでも手軽に摂取できるヨーグルトの喫食を始めました」

 ラクトフェリンは、免疫力の調整機能や抗菌・抗ウイルス作用、鉄分の吸収調整作用などの働きが認められている成分。特に出産直後の母乳に多く含まれ、乳児を風邪などの感染症から守っている。松本教授もこの成分に注目。「これで感染症が治るというものではないが、摂り続けることで少なくとも発症のリスクは下げられる。まずは毎日の習慣にすることが大事」と勧めている。

 

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