アスピリンで大腸がん予防 ポリープ除去の7000人に再発率調査 (1/2ページ)

2015.12.01

 「アスピリン」といえば、頭痛薬などで一度はお世話になったことがある鎮痛剤。この薬にいま、「大腸がんの予防に効果がある」として研究が進められている。三大疾病の1つのがんのなかでも、大腸がんは食生活の欧米化で国内の患者数は増加の一途をたどっている。果たして救世主となりえるか。

 アスピリンの臨床実験を開始したのは、国立がん研究センター(東京都)を含む全国22施設からなる研究チーム。

 研究代表者の石川秀樹・京都府立医大特任教授は「大腸がんになる危険性が高いポリープを切除したことがある40〜69歳の7000人を対象に実験を行う」と話す。

 アスピリンはドイツのバイエル薬品が1899年に鎮痛剤として発売した薬で、現在では解熱剤や抗炎症剤などとしても使用されている。

 石川氏は「今回の実験で用いるのは、保険診療で心筋梗塞、脳梗塞になったことのある人に処方する『バイアスピリン』と同じ内容の薬。対象者には毎日1錠(100ミリグラム)を服用してもらう」と説明。その上で別の大腸がん臨床研究に参加し、薬を服用していない3000人のデータと比較。がん発症やポリープの再発率を調査する。

 石川氏のチームは昨年2月、300人規模を対象にした臨床実験の結果を発表。再発リスクを約40%減少させた。詳しいメカニズムは不明だが、炎症を抑える効果などが考えられるという。

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。