常陽、足利銀行統合 人口減少に伴う地域経済の縮小で地方は壊滅状態 (1/2ページ)

2015.12.03


常陽銀、足利HD統合で「地方創生」なるか=11月2日の発表会見【拡大】

★常陽、足利銀行統合編

 北関東で海水の淡水化事業をしているゴルフ仲間が「ある地方銀行がカネを借りてほしいと言ってきた。金利は0・6%」と話していた。もうひとり、北関東の別の県でクルマの塗装会社を営む友人にも、地元銀行が「0・5%程度でいいから借りてほしい」と頼み込んでいるという。信じられない低金利だ。

 地方の優良企業に地銀は超低利を提示して優遇している。それでも借りてくれない。カネを貸す相手もなく、地方は地価も低くて土地は担保にならない。国債の売買だけでは限度がある。潰れる前に統合するしかないのだろう。

 この11月、総資産で地銀7位の茨城・常陽銀行と同19位の栃木・足利銀行を傘下に抱える足利ホールディングスが、来年10月に経営統合することが決まった。新持ち株会社の下、全国3位の地銀グループが誕生する。地銀の統合は、人口減少に伴う地域経済の縮小や低金利が背景にある。

 戦災孤児の私は11歳から7年間、足利の織物工場ででっち奉公した。そのメーンバンクが足利銀行だった。足利市の6丁目支店や東支店で手形割引など金融取引のイロハを学んだ。当時は冬になると春まで反物を担保に入れてカネを借りる人も多く、各地銀の脇に蔵があったことを子供心に覚えている。

 時代は変わって、日本がバブル経済に移行する1980年代、わが麻布自動車グループが栃木に喜連川カントリー倶楽部を造るとき、取引のなかった足利銀行から「ウチの融資も受けてよ」と頼まれた。

 でっち奉公時代の縁もあり、当時のメーンバンクの三井信託銀行(現三井住友信託銀行)に相談したら、「地元なんだから、半分は仕方ない」と譲歩してくれた。

 

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