山口組「事始め式」激変全容 直系組長17人減る 神戸山口組も「納会」で対抗 (1/2ページ)

2015.12.15


納会を終え、防弾バッグに守られ傘下組事務所を出る神戸山口組の井上邦雄組長(左から3人目)=13日、兵庫県淡路市【拡大】

 組織分裂で揺れる国内最大の指定暴力団山口組が13日、暴力団社会の新年行事「事始め式」を神戸市灘区の総本部で開催し、新年の組方針を「有意拓道(ゆういたくどう)」と発表した。分裂して誕生した神戸山口組も同日、兵庫県淡路市の直系団体の組事務所で「納会」を開き、新年の組方針を「継往開来(けいおうかいらい)」と決めた。いずれも未来を切り開いていくという意味を持つとみられる。縮小する山口組に対し拡大傾向の神戸山口組。同日日程で重要行事を行い、改めて“のれん争い”を鮮明にした格好だ。

 8月末の分裂以降、直系組長の離脱に歯止めがかからない山口組。総本部で開かれた事始め式には、早朝から報道関係者が詰めかけ、出入りする車を撮影。捜査員が車のナンバーを控えるなどし、出席者の確認を進めた。

 捜査関係者によると、篠田建市(通称・司忍)6代目組長をはじめ、全国の直系団体から、体調不良や刑事事件により勾留中などの理由による欠席を除いた直系組長が出席。組織内での上下関係を再確認する「盃事」が行われたほか、新年の方針として「有意拓道」が示されたという。新たな離脱組長は確認されなかった。例年、式後に宴会が行われてきたが、今年は分裂という情勢を考慮し、自粛されたという。

 式を終え、車で総本部を出た篠田6代目組長はJR新神戸駅に移動。黒いコートにサングラス、シルクハット姿で組幹部やカメラマンに囲まれながら、乗客でにぎわう休日の駅構内を終始無言のまま歩き、新幹線で名古屋市の本家に戻った。

 分裂後、直系組長を増やし続ける神戸山口組も山口組の事始め式に対抗して、有力団体「侠友会」の事務所で「納会」を開催。中核団体「山健組」の組長も兼ねる井上邦雄組長のほか、今月9日に山口組から移籍したばかりの「古川組」(兵庫県尼崎市)など直系団体の組長らが姿を見せた。

 

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