加藤被告に勧められ「逮捕寸前」 ハッタリの世界で1000億円もの損害 (2/2ページ)

2016.01.07


加藤容疑者【拡大】

 この仕手戦では逮捕者も出た。私も東京地検特捜部から2回も呼び出しを受けた。「お前も仲間だろ」と恫喝(どうかつ)され、「3回目の呼び出しで逮捕」と弁護士に言われていた。

 実は、自宅で打ち合わせしたとき、疑り深い私は、知人の弁護士にも参加してもらっていた。その弁護士が東京地検で「渡辺は利用されただけ」と説明してくれた。3度目の呼び出しはなかった。

 株については、私はその後もひどい目に遭った。かつてこの欄でもお伝えしたが、米国の有名な乗っ取り屋のブーン・ピケンズ氏と組んで、トヨタなどへの自動車部品供給会社・小糸製作所の株買い占め事件に関わった件だ。

 結局、株に関わって1000億円ほど損をした。株はハッタリやだましの世界。私には合っていなかった。

 加藤被告は74歳になったのに、怪しい世界から抜け出せていない。2016年はまっとうなことで、景気のいい話があるといいですね。

 ■渡辺喜太郎(わたなべ・きたろう) 麻布自動車会長。1934年、東京・深川生まれ。22歳で自動車販売会社を設立。不動産業にも進出し、港区に165カ所の土地や建物、ハワイに6つの高級ホテルなど所有し、資産55億ドルで「世界6位」の大富豪に。しかし、バブル崩壊で資産を処分、債務整理を終えた。現在は講演活動などを行っている。著書に『人との出会いがカネを生む/ワルの交遊術50』(仁パブリッシング)。

 

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