【海から平和を守れ】東シナ海の平和を脅かす中国海警局 求められる海上保安庁の体制強化 (1/2ページ)

2016.01.19


尖閣諸島・魚釣島周辺で領海侵入した中国公船(中央)と、警戒にあたる海保の巡視船、ボート(仲間均・石垣市議提供)【拡大】

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 日本は四方環海(かんかい=海に囲まれていること)、貿易物資の99%は海上を運ばれている。

 「江戸日本橋より、唐、オランダまで隔たりなしの水路也」

 江戸時代の学者、林子平の著書『海国兵談』の中の言葉である。江戸中期、鎖国政策下において海に守られた日本国内では、安穏とした生活を送っていた。

 しかし、周辺の海上には欧米諸国の船が姿を現し、日本の様子をうかがっていたのだ。当時、東南アジアから中国大陸にかけての一部地域は、すでに武力を背景に進出した欧米諸国の支配下に置かれていた。

 だが、太平の世を謳歌(おうか)していた日本人は気にもかけず、林など危機感を持った人々の声に耳を傾けることはなかった。

 当時の様子は、現代の日本に似ている。平和ボケした国民は、迫り来る危機に目を向けようとしない。日本の近海に他国の船が迫り、あわよくば領土を侵略しようとしている。また、薬物、不法入国者などの危険が海を越えて忍び寄っている。ただし、脅威は、欧米から同じアジアの中国、北朝鮮などへと変った。

 日本の海はとても広い。一般に日本の海と呼ぶのは、沿岸から12カイリ(約22・2キロ)までの領海と、200カイリ(約370キロ)まで広がる排他的経済水域を合わせた海域であり、約447万平方キロに及ぶ。

 日本が持つ領海+排他的経済水域の面積は、世界で6番目の広さだといわれている。この広い海を守るのは、一義的に海上保安庁の役割である。海保の任務は、海上警備、海難救助、海洋汚染の防止、灯台や航路標識の整備、海洋情報の提供など多岐にわたる。

 

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