【海から平和を守れ】“尖閣管理”に大型砲搭載船を配備する中国 東シナ海でも牙剥き出し (1/2ページ)

2016.01.20


中国海警局の「海警31241」にも、機関砲のようなものが搭載されていた(第11管区海上保安本部提供)【拡大】

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 2010年以降、中国の警備船は、頻繁に接続水域内を航行し、領海内にも月に3回ほどの割合で侵入している。これは、沖縄県・尖閣諸島の領有権を主張するために、いかにも常時、警備しているという既成事実づくりのためだ。

 昨年12月、中国海警局の機関砲を搭載した警備船が尖閣諸島周辺の接続水域内に侵入した。これまで尖閣諸島に近づく中国の警備船は、日本の海上保安庁との衝突を避けるために、搭載している機関砲を外していたが、いよいよ攻撃的な姿勢に転じたといえる。

 中国は昨年、1万2000トン級の大型警備船「海警2901」を竣工し、東シナ海を担当する東海分局に配備した。2901には、有効射程距離10キロを超える76ミリ機関砲が搭載されている。

 一方、海保が尖閣諸島警備のために配置している主力巡視船の装備は、20ミリ機関砲であり、有効射程距離は2キロと短い。海保は、専従部隊を配備したばかりだが、戦術の見直しを迫られたのだ。

 中国の東シナ海戦略が変わった理由の1つは、海保が16年に配備を完了する600人の海上要員と、10隻の1000トン級巡視船と2隻の3000トン級巡視船からなる「尖閣専従部隊」への対抗措置である。同部隊が配備されると、今まで以上に尖閣諸島に近づくことは難しくなる。そこで、離れた場所からも尖閣諸島の管理が可能な大型砲搭載船を配備したのだ。

 また、2901にはヘリコプターが2機搭載される。中国本土の浙江省温州に建設中の基地と、東シナ海のガス田に16カ所建設されているプラットホーム、そして大型警備船を結び、ヘリコプターを利用し、東シナ海全域で機動的な戦術を執るためだ。中国は、すでに東シナ海に防空識別圏を設定し、空からも東シナ海に支配下に置く準備を進めているのだ。

 

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