2016年入試で人気になりそうな学部系統ランク “文高理低”

2016.01.22

 受験シーズンに突入した今週は、進学校750校の進路指導教諭に聞いた2016年入試で人気になりそうな学部系統ランクを紹介したい。

 センター試験が終わり、私立大の出願受け付けもピークを迎えた。25日からは国公立大の出願が始まるが、人気になりそうな学部はどこか。

 首位は国際系で、昨年の3位から初めてトップに躍り出た。高校生もグローバル時代への対応を考えている。5年連続トップだった看護は2位に後退。ランクからは明らかに理系の退潮、文系の台頭が読み取れる。

 経済系は昨年の9位から5位へ、経営系も昨年のランク外11位から7位に浮上した。

 予備校の入試担当者は「昨年から、理系人気が高く、文系人気が低い“理高文低”から、“文高理低”に変わり、この傾向は今年も続きそうです。国際系の人気が高いのは事実で、今年も新設が多い。全体の定員が少ないこともあり、最近はいろいろな学部でグローバル教育を行うようになってきて、『国際系でなくてもいい』との考えが出てきています。むしろ志望者が増えているのは経済、経営、商の学部です」という。

 文系人気に変わった理由は、景気回復によって企業の新卒採用が好調で、売り手市場になったことが大きい。一昨年までは就職不安から国家資格に直結した看護、医療技術系、医など医療系が人気だった。就職が堅調な工学系や農も人気だった。それが文系も就職が好調なことがはっきりしてきたため、復活した。

 高校の進路指導教諭は「今年は経済、経営など就職に有利とされる社会科学系学部が人気ですが、同じ系統の法の人気はそれほどでもありません。公務員人気は高いのですが、法曹人気が低迷していることが大きい」という。

 弁護士になっても仕事がない、法科大学院も学生募集停止が続くなどマイナスのニュースが多いことも影響しているようだ。社会科学系学部でも明暗が分かれそうだ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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