台湾新政権の対中関係は? 蔡次期総統はムチャクチャ頭がいい (1/2ページ)

2016.01.24


頭のいい蔡氏は、現状維持で中国とうまくやっていきそうだ(AP)【拡大】

 台湾総統選が16日に投開票され、最大野党・民進党の蔡英文主席(59)が得票率56・1%で圧勝した。女性総統は初めて。民進党は陳水扁政権以来8年ぶりに総統の座を奪還した。

 また、同時に行われた立法院(国会・定数113)の選挙でも、民進党は68議席で初めて過半数を獲得した。議会で少数派であった陳水扁政権のときとは違い、今回はしばらくの間、安定するだろう。

 中国との融和路線をとっていた国民党の馬英九政権に代わり、独立志向の民進党が政権を奪ったことで、中国との関係が悪くなると考える人も多い。しかし、思ったほど関係は悪化しない。現在の台中関係はもう元には戻れないからだ。

 8年間の馬政権の間、台湾経済の中国依存度が高まり、台湾が中国にのみ込まれるのではないかという不安も高まっていた。しかし、中国との関係を「両岸経済枠組協議」(ECFA)の締結などで改善しなかったら、台湾経済はいまごろひどい苦境に陥っていたと思われる。

 台中の経済は「チャイワン」(IT産業分野を中心に研究・開発は台湾企業、製造は中国企業という協力関係)ということで手を結び、台湾の会社が中国に進出することで、台湾経済にプラスとなっている。

 現在、台湾の大学の卒業生の約4分の1は、中国で仕事をしている。陳政権の時代にあったように、彼らを中国から引き戻すことなんて、できるわけがない。だいたい、中国は台湾にとって最大の輸出国だ。輸出額の4分の1は中国が占め、香港を含めると4割近い。

 したがって蔡次期総統は、これをあえて引き剥がしたり、独立運動を強めたりするなど、中国との関係を荒らげるようなことはしないはずだ。

 

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