【世界大乱】世界を震撼させる中国バブルの崩壊 AIIBは最悪の船出  (1/2ページ)

2016.01.29

★(3)

 中国経済の失速は「上海株暴落」や「人民元安」に直結し、世界経済を震撼(しんかん)させている。海外企業も中国から逃げ出し、直接投資が激減しているという。こうしたなか、中国主導のAIIB(アジアインフラ投資銀行)は16日、習近平国家主席も出席して北京市内で設立総会を開いたが、最悪のタイミングでの船出となった。国際政治学者の藤井厳喜氏が、リーマン・ショック級の衝撃となりかねない中国経済の危機に迫った。 

 中国バブル崩壊の結果として、上海株が暴落している。中国政府はこれ以上、株が暴落しないように、さまざまな規制を導入・検討している。「空売り禁止」や「大企業の大株主による株式売却の禁止」など、禁じ手まで使って回避を試みているのだ。

 だが、禁じ手を使えば、国際金融市場での信頼性は薄れ、外資は中国から撤退する。中国バブルのソフトランディングを主張する識者もいるが、マーケットの以下の格言をご存じだろうか。

 《史上発生したバブルで、ソフトランディングに成功したものは1つもない》

 筆者は昨年末、より深刻な人民元急落を予測した。こちらも中国人民銀行がドル売り・人民元買いで防ごうとしているが、「ドル高元安」の基調は止めようがない。

 人民元は本来、ドルと連動する「事実上の固定相場」だった。人民元の信用は、米ドルによって裏打ちされていた。だが、香港などにオフショア(本土外)市場があり、ここでは自由取引が行われていた。オフショア市場で元安となれば、公式レートも改めざるを得なくなった。

 加えて、中国人民銀行が「ドル売り元買い」の市場介入を行うために、中国の外貨準備は急激に縮小している。

 

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