主要科目のセンター試験平均点差ランク 文系受験生が選択する科目の平均点高く

2016.01.29

 今週は、センター試験の平均点が昨年に比べてアップした主要科目ランクを紹介したい。大学入試センターが発表した科目別平均点の中間集計から、100点満点に換算して比較した。

 今年からセンター試験は、全科目が新課程の実施となった。昨年は数学と理科だけが新課程で、浪人生のために移行措置が取られた。結果、現役生の新課程・理科と浪人生の旧課程・理科で得点差が大きく、史上2度目となる得点調整が行われ、理科の得点がかさ上げされた。今年は全員が新課程の試験を受けた。

 平均点アップのトップは数学IIBだが、平均点は50.18点で難しいことに変わりはなかった。アップした科目は、昨年より多い。予備校の入試担当者は「文系受験生が選択する科目の平均点が高く、理系受験生にはやや厳しい結果になりました。今年の国公立大入試は、文系の人気が高くなりそうで、特に国語が2年連続で平均点が上がったこともあり、文系受験生は強気な志望校選びになりそうです」という。

 今年のセンター試験の志願者増は、文系受験生の増加にあるとみられている。その文系に有利な結果になり、文系人気が高まる勢い。5教科7科目合計の平均点は、大学入試センターからは発表されない。予備校の推定では文系で5点前後のアップ、理系で5点前後のダウンになりそうだ。

 この結果を受けて、25日から始まった国公立大の出願は、どうなっていくのか。予備校の入試担当者は「法、経済・経営・商系、国際系学部の人気が上がりそうです。理系は工は昨年並みで、医・歯・薬、理学部などの志願者は減りそうです」という。

 大学別では東大、京大とも昨年並みの人気とみられる。ただ、東大の後期が廃止になったことで、一橋大、東京工業大後期の志願者が激増しそうだ。国公立大入試は今年も昨年同様、文系人気が高く、理系人気が低い“文高理低”が確実だ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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