16年センター利用入試志願者ランク 改革を進めている大学が人気

2016.02.05

 今週は、センター試験利用入試の志願者が多い大学ランクを紹介したい。センター試験実施前の1月16日までに出願を締め切った方式が対象で、同29日までの結果をまとめた。

 センター試験を利用した方式は、私立大の全志願者の3割を占める。多くはセンター試験の成績だけで合否が決まるから、人気が高い。わざわざ大学まで試験を受けに行かなくてもいい。受験料も一般入試の3万5000円の半額ほどが多く、経済的な面からも人気がある。

 高校の進路指導教諭は「この方式を使えば、国公立大第一志望の生徒にとっては、私立大の入試対策を行わず併願でき、何校も出願できる。ただ、センター試験前の出願締め切りだと、センターに失敗すると不合格がすぐわかり、その後の入試に影響する」という。

 現在、志願者数が確定している大学だけで、センター試験利用入試は昨年に比べて1.6%増えている。志願者数トップは、集計途中の東洋大で、昨年より約4000人減少している。昨年、志願者が8割も増えた反動か。

 今回のランクについて、予備校の入試担当者は「今年からすべての科目が新課程で出題されることもあり、不安に思う受験生が多かったのかもしれませんが、例年より安全志向が強い気がします。結果、志願者が集まる大学とそうでないところの二極化が進みそうです。大手大学では、改革を進めているところが人気です」という。

 5位の立命館大は、総合心理学部を昨年開設した大阪いばらきキャンパスに新設し人気を集めている。新キャンパス自体の人気が上がっていることも影響している。

 7位の千葉工業大は、創造工学部と先進工学部を新設して人気を集めている。9位の駒澤大は昨年の1.6倍の志願者となった。センター試験利用入試で、受験料割引制度を導入したことが大きい。改革は確実に志願者増に結びつくようだ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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