偽オリーブオイルが日本でも横行? 専門家が警鐘「海外ブランドの多くは欠陥品」 (1/2ページ)

2016.02.23

 健康や美容に効果があるとされ、料理にも多用されるオリーブオイル。その中でも最高品質をうたうエキストラバージン・オリーブオイルの海外ブランドの一部で偽物が横行しているという。腐ったオリーブから搾油するケースもあるといい、「海外ブランドの多くは欠陥品」との驚くべき証言も。背景には、流通前に実施される検査の“機能不全”が指摘される。

 イタリアの主要紙「コリエレ・デラ・セラ」は昨年11月、普通のオリーブオイルを高額で取引される「エキストラバージン・オリーブオイル」と偽って販売した疑いがあるとして、同国の捜査当局が、国内の食品メーカーなど約10社を捜査していると報じた。世界的な有名メーカーも捜査対象となっているという。

 遠い出来事に感じるかもしれないが、日本は多くをイタリアなどからの輸入に頼っている。業界事情に詳しい日本オリーブオイルソムリエ協会の多田俊哉理事長は「日本で販売されている海外ブランドの多くは欠陥品とみられる。問題は深刻だ」と警鐘を鳴らす。

 多田氏によると、オイルの品質を保つ上で生命線といえるのが鮮度。オリーブは収穫してすぐ搾らなければ腐るが「数日間貯蔵し、酸化や発酵してカビが生えたものが搾油されているケースは珍しくない」という。

 本物ならコレステロールのバランスを良好に保ち、心筋梗塞の予防などにも効果があるとされるが、偽装品なら健康被害を起こす可能性もある。

 なぜこのような状態が生まれているのか。多田氏は市場流通前に実施される検査の“機能不全”を指摘する。

 エキストラバージン・オリーブオイルが市場流通するに当たって行われる検査は「化学検査」と人が風味分析する「官能検査」(味覚検査)の2種類。いずれも国際オリーブ理事会が定める品質規格をクリアする必要がある。

 

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