【沖縄が危ない】危うい過度の依存 中華経済圏とは「間合い」を保ち実利は最大限に (1/2ページ)

2016.02.27

那覇市に建設された「龍柱」
那覇市に建設された「龍柱」【拡大】

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 那覇空港から車で市街地に向かって数分すると、高さ約15メートルの巨大な「龍柱」が目に入る。翁長雄志知事が那覇市長時代に、中国・福州市との友好記念事業として着手し、約3億円かけて今年1月に完成したものだ。初めて見る人は龍柱の豪勢さに驚くはずだが、日本人ではなく主に中国人観光客向けのモニュメントだと知れば、複雑な思いを抱くかもしれない。

 翁長知事は、沖縄の経済振興に向けて「アジアのダイナミズムを取り込む」と宣言した。中国との経済交流に積極的だが、過度のすり寄りは、沖縄が巨大な中華経済圏に吸収されかねないという危惧も招く。県民の冷静な戦略も求められている。

 翁長知事の後継者が市長を務める那覇市は、中国人観光客の取り込みに積極的だ。那覇市の無料Wi−Fi(ワイファイ)は那覇空港など115カ所で接続できるが、トップページに突如、中国語表示が出現する。英語や日本語にも対応しているが、優先表示は中国語なのだ。中国語が分からない観光客は困惑するだろう。

 沖縄本島の主要な観光地は、どこも中国人または台湾人の観光客で大にぎわいだ。市街地を移動するモノレール内では日常的に中国語が飛び交う。

 県によると昨年、中国本土から沖縄を訪れた観光客は約29万人6000人で、前年比61%増と急激な伸びを示し、国・地域別では台湾、韓国に次ぐ第3位となった。

 中国人観光客の購買力は際立っている。2014年に空路で訪れた中国人観光客の1人当たり消費額は約15万5000円で、8万円台の台湾や韓国を圧倒する。内訳は土産物が半分近くを占める。沖縄でも「爆買い」は日常的な光景だ。

 

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