“乳牛”で地震予知 データが示す驚きの結果…新たな予測理論に注目 (1/3ページ)

2016.02.29

東日本大震災で壊滅的なダメージを受けた東北の被災地
東日本大震災で壊滅的なダメージを受けた東北の被災地【拡大】

  • <p>牛と地震の興味深い関係が明らかに</p>
  • <p>乳量変化が予知した地震一覧(2014年調査)※麻布大学獣医学研究科の山内寛之研究員の研究結果をもとに夕刊フジ作成</p>

 東日本大震災からもうすぐ丸5年を迎える。難を逃れるための事前予知は日本に住む誰もが望むところだ。実は現在、牛を使った予知研究が進められている。大地震が起きる前に、なぜか乳牛の搾乳量が落ちるというのだ。そんな話を聞いて一笑に付す向きは、データを目にして唖然とするはずだ。新しい地震予測理論に注目が集まっている。

 ナマズをはじめ、動物が地震の前に異常行動をとるという話は古くからいわれている。今回、乳牛を使いその客観的データを導き出したのは、地震予知学会会員で麻布大学獣医学研究科の山内寛之研究員(30)だ。

 「乳牛は毎日の乳量を継続的に観測できる。地震の前には何らかの変化が起こるのではという仮説のもと調査を始めた」

 観測にあたっては、茨城県つくば市にある国立研究開発法人「農業・食品産業技術総合研究機構」(農研機構)に協力を依頼。つくば市の計48頭の乳牛を対象に2014年の1年間の乳量変化データの提供を受けた。

 酪農乳業関係者の業界団体「Jミルク」によると、1頭の乳牛は1日平均約30リットルの生産能力を持つというが、乳量変化を確認すると、まず次のような異常が数値として表れた。

 「(14年)4月16〜17日に乳牛の平均乳量が一定水準以下に下がる日が2日続けて起きた。その後、5月5日に伊豆大島近海を震源とするマグニチュード(M)6・0の地震が発生、東京都の大手町で最大震度5弱を記録した」(山内氏)

 

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