【共産党研究】共産党「国民連合政府」棚上げの思惑 したたか志位氏、選挙協力で“貸し”か (2/2ページ)

2016.03.01

国会前での安保法制反対集会に参加した志位委員長(中)。民主党の岡田代表(左)や、社民党の吉田忠智党首(右)に「国民連合政府」構想を提案した=2015年9月
国会前での安保法制反対集会に参加した志位委員長(中)。民主党の岡田代表(左)や、社民党の吉田忠智党首(右)に「国民連合政府」構想を提案した=2015年9月【拡大】

 志位和夫委員長は「人生最大のチャレンジ」「共産党も変わらなければならない」などと述べている。共産党の指導者が、党としてではなく、個人として「チャレンジ」「変わらなければならない」などと言うのは極めて珍しい。それだけ、「国民連合政府」構想に賭けていたのだろう。

 ただ、志位氏は19日の5野党党首会談で、同構想を一時的に棚上げする方針を表明し、選挙協力は進める意向を示した。民主党などの拒否反応を意識したのだろうか。その後、民主党の岡田克也代表と、維新の党の松野頼久代表は参院選を視野に26日、3月の合流新党で合意した。

 今回の参院選で仮に、共産党主導の選挙協力で効果が上がれば、合流新党側は「国民連合政府」構想を拒否できるのだろうか。志位氏は「欲張らないことが大事」といい、ただちに政権構想まで進まなくともよいという考えも示している。なかなか、したたかである。

 ■筆坂秀世(ふでさか・ひでよ) 1948年、兵庫県生まれ。高校卒業後、三和銀行に入行。18歳で日本共産党に入党。25歳で銀行を退職し、専従活動家となる。議員秘書を経て、1995年に参院議員に初当選。共産党のナンバー4の政策委員長を務める。2003年に議員辞職し、05年に離党。評論・言論活動に入る。著書に『日本共産党』(新潮新書)、『日本共産党と中韓』(ワニブックスPLUS新書)など。

 

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