話題の「日本死ね」匿名ブログ 求められる待機児童問題の解消 (1/2ページ)

2016.03.09

 「保育園落ちた日本死ね」と書かれた匿名のブログが話題となり、国会でも取り上げられた。保育園に子供を預けられない人が多い背景には保育士不足があり、保育士の待遇改善が必要だとの指摘もある。

 まず全国の待機児童数の推移を見ておこう。2008年4月に1万9550人であったが、10年4月に2万6275人まで増加した。その後、14年4月に2万1371人まで減少、翌15年4月には2万3167人となっている。

 地域分布を見ると、東京に半数近くが集中しており、まさに都市問題の典型である。

 特に、東京23区でみると、中心部よりも周辺の区に待機児童は集中している。これらの自治体で待機児童の多くは0〜2歳。東京23区の周辺区で待機児童が多くなっている原因は、良い住宅環境を求めてきて、転入した人たちが多いこと。それらの人たちは共働きが多く、受け入れ施設が追いつかない状況だ。

 待機児童が乳幼児の場合、小規模保育施設を増やせばいいと思ってしまうが、現実は甘くない。静かな住環境を確保することも、受け入れ施設の建設の制約になって、簡単ではない。

 東京23区の周辺区よりさらに外側の横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市になると待機児童数はかなり減る。逆に23区の中心部も、待機児童数はかなり減少する。23区の中心区では家賃が高すぎて住めない。東京以外の神奈川、千葉、埼玉では家賃は安いが、住環境が不十分−と考える共働き世帯が、待機児童問題に直面しやすい傾向があるようだ。

 そうした世帯はしっかり稼いで税金を納めるので、待機児童を解消させるような施策が必要である。

 

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