話題の「日本死ね」匿名ブログ 求められる待機児童問題の解消 (2/2ページ)

2016.03.09

 その一つが、やや長期的な話だが、保育士の育成である。これは政策資金をつぎ込めばある程度達成することができるだろう。

 短期的には、なかなかミスマッチは解消しない。各自治体の保育計画を見て、弾力的に居住地を選択できるように、例えば住居移転について公的補助ができれば、ある程度のミスマッチは解消できるだろう。

 若い共働き世帯にとって、待機児童問題は切実である。安倍晋三首相も、冒頭の匿名ブログに対して、「私は承知をしておりませんが、かつまた、匿名ということですので、これ、実際にどうなのかということは、匿名である以上ですね、実際にそれは本当であるかどうかを、私は確かめようがないのでございます」とコメントしつつ、「実際に、待機児童がたくさんおられることも事実」と述べ、50万人の受け皿を用意すると答弁した。

 具体的には、一度離職した保育士が現場に復帰するために20万円の準備金を出すこと、保育専門学校や短大に通う学生に月5万円の返済免除の奨学金を出すなどの政策を行うとした。

 保育士は、試験が難しくて人手不足なのに、賃金が安いという珍しい業種だ。賃金は公定価格の見直し(公的補助アップ)、人手不足は試験制度の見直しという両面作戦で対応してゆかなければいけない。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

 

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