首都圏の私立中志願者数ランク 首位の栄東は3年連続1万人超え

2016.03.11

 今週は、中学入試の志願者数ランクを紹介したい。

 今年の志願者は、昨年より増えた。中学入試に詳しい専門家は「2020年から大学入試が改革されますが、現在の中学1年から変わることになります。その2年目となる小学6年生の保護者が不安を感じ、一貫校なら何とかしてくれる期待から志願者が増えたのではないか」という。

 大学入試改革は現行のセンター試験を廃止し、大学入学希望者学力評価テスト(仮称)を実施。大学独自の試験も変わるとされ、全容は今年度末に発表される。この改革に敏感に反応しているのが中学受験の保護者だ。今年、付属校が人気になったのも、新しい試験を受けずに大学進学できるからだ。

 首位の栄東は、3年連続の1万人超えを果たし、全国トップの人気だった。人気の理由は、腕試し受験にあった。東京、神奈川の私立中は2月1日から入試が始まる。それに比べて埼玉は1月10日、千葉は同20日と早く始まり、腕試しで受ける受験生が多い。

 ところが、最近では状況が変わってきている。地元の中学受験熱が高まり、第一志望の受験生が増えているという。東京からの進学者も増え、上位に埼玉、千葉の学校が4校入り、人気を集めていることが分かる。

 3位の東京都市大付は、大学付属校だが、進学校として人気が高い。しかし、今年は大きく志願者が減った。受験に詳しい専門家は「志願者が増え続け、難化して敬遠された。その上、今年から男子校の桐朋が初めて2回目の入試を実施し、そちらに受験生が流れたこともある」と話す。

 昨年、共学校に代わり志願者が11倍に増えたのが7位の三田国際学園だ。グローバル教育、アクティブラーニングに力を入れ、生まれ変わって人気を集めた。今年も4割近く志願者が増えた。

 中学入試の保護者の学校を見る目は厳しい。志願者が多いことは、それだけ中身も充実しているということのようだ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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