MARCHに強い学校ランク 山手学院、昨年の5位から躍進

2016.03.18

 大学の合格発表も終盤、今週はMARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)の合格者合計が多い学校ランクを紹介したい。

 今年の私立大入試は、全体で志願者が約4%増えたとされる。予備校の入試担当者は「景気が回復して新卒の就職状況がよくなり、就職が悪いと敬遠された文系学部の人気が高くなった。そうなると、文系学部の方が定員の多い私立大の人気が上がります。MARCHでは立教を除いて志願者が増えた」という。

 一方で、MARCHでは合格者を絞る大学が多かった。文科省は、水増しして入学させているのを段階的に定員通りにするよう大学に求めている。その影響から、合格者を減らす大学が多かった。志願者が増え合格者が減れば倍率は上がる。

 首都圏の進学校の進路指導教諭は「例年以上にMARCHに落ちる生徒が多く、実績が伸び悩んでいます」という。MARCHの入試は例年より厳しかった。

 その中でトップは山手学院。692人合格で、昨年の5位から躍進した。合格者数も昨年に比べて209人増えた。この伸びもトップで、明治、青山学院で全国トップ。専門家は「今年、中高6カ年一貫プログラムの生徒が初めて卒業したこともあるのでしょうが、毎年、合格者を増やし、昨年、今年と東大にも合格者を送り出し、実績が伸びている注目の学校です」という。

 神奈川勢が上位なのは、MARCH各大学のキャンパス所在地の影響もある。明治や青山学院は神奈川にキャンパスがあり、中央や法政も神奈川に近いところにキャンパスがある。

 湘南新宿ラインや副都心線の開業など都心へのアクセスが良くなったことも強さの理由だろう。神奈川勢の後も埼玉、千葉の学校が続いた。

 定員の厳格化は今後も進んでいく。MARCHの入試は来年も厳しくなりそうだ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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