チャイナショックで大手商社決算に大異変 三井物産、三菱商事が赤字転落 (1/2ページ)

2016.03.25

赤字転落の見通しを発表した三井物産の安永竜夫社長(右)
赤字転落の見通しを発表した三井物産の安永竜夫社長(右)【拡大】

 勝ち組企業の代表格である大手総合商社に異変が起きている。中国経済失速を背景にした資源価格下落の直撃を受け、三井物産と三菱商事が初の赤字に転落する見通しとなった。財閥系2社に代わり伊藤忠商事が初の業界首位に立つ見通しで、全社員への臨時ボーナスが支払われることになりそうだ。

 就職人気ランキングで常に上位の総合商社もチャイナショックで暗転した。三井物産は2016年3月期の最終損益見通しを従来の1900億円の黒字から700億円の赤字に大幅下方修正。赤字は財閥解体後の1947年に創業して以来初めてとなる。銅や液化天然ガス(LNG)価格の下落を受け、資産の評価を低く見直す減損損失は2833億円にのぼった。

 三菱商事も当初の3000億円の最終黒字見通しから一気に1500億円の赤字へと下方修正した。こちらも財閥解体後の1954年の発足後初の赤字。約4300億円の減損損失を計上する。

 住友商事も最終利益予想を期初の2300億円から1000億円へ引き下げている。

 大手商社は90年代に海外のガス田や金属鉱山の権益取得を本格化させ、2000年代に資源価格高騰でわが世の春を謳歌(おうか)したが、市況低迷が大打撃となった。

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。