【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】トランプ氏に岸井成格氏…妄想を公の場で話せる神経が理解できない (1/2ページ)

2016.04.02

 米大統領選の共和党候補者選びで首位を走る、不動産王のドナルド・トランプ氏に対する、私の評価が最近変わった。といっても、自分の無知や妄想、思い込みを恥とも思わず、他人の意見や忠告には耳を傾けない、「究極のナルシスト」を突然支持するわけではない。

 彼の非常識な発言が、日本人の「平和ボケ」の覚醒に役立つかもしれないと、ひそかに期待するようになったのだ。

 トランプ氏は「日米安保条約は不公平だ」という旧来の主張に加え、「在日米軍は撤退していい」「防衛に核兵器が必要なら日本が自分で持てばいい」と言い出した。

 仮に、在日米軍が撤退し、日本が憲法第9条に手足を縛られたままならば、中華人民共和国(PRC)は確実に、尖閣諸島だけでなく沖縄本島を奪いにくる。最終的には、ありとあらゆる最新インフラと、勤勉で優秀な国民がセットで存在する日本国のすべてを支配したいと考えるはずだ。

 こうした最悪の事態の想定を「あり得ない」と一蹴する人間は、歴史や現実から目を背ける「平和ボケ」か、「敵の回し者」のいずれかだろう。

 今週施行された安全保障関連法は、トランプ氏が「不公平だ」という従来の片務的な日米安保体制を、少しでも双務的なものへと改善し、「日米の信頼と絆」を強めようと努力した成果だ。

 万が一、安保法制を廃棄すれば日米の信頼関係は大きく傷付く。PRCの思うつぼだ。ジャーナリストなら誰でも想像すべき問題だが、その点を論じる報道は少ない。

 

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