200億円流出「王将」と闇社会の関係 調査報告書で「確認されず」も… (1/3ページ)

2016.04.06

調査報告書について記者会見する王将の第三者委員会の委員ら=3月29日
調査報告書について記者会見する王将の第三者委員会の委員ら=3月29日【拡大】

 「餃子の王将」を展開する王将フードサービス(京都市山科区)の大東隆行前社長射殺事件を受けて、王将と暴力団など反社会的勢力との関係の有無を調べた第三者委員会の調査報告書が波紋を広げている。王将の現経営陣と反社会的勢力との関係は「確認されなかった」と結論づけたものの、王将創業家との関係が深い経営者の企業グループと不適切な取引を続け、約200億円を流出させていたことが判明したためだ。グレーゾーンが残る調査結果に王将の株価は低迷している。

 「過去の恥をすべてさらけ出した。報告書の通り、反社会的勢力と関係ないことは十分理解いただけたと思う」

 第三者委による報告書の公表に引き続き、王将が3月29日午後、大阪市で開いた会見で渡辺直人社長は自信に満ちた表情でこう話したが、市場の反応は違った。

 翌30日の東京株式市場で、王将株はストップ安で取引を終え終値は前日比700円安の3500円と昨年来安値を更新するなど、軟調な値動きが続いている。そんな株安を呼んだ報告書とはいったい、どんな内容なのか。

 報告書によると、王将は1995年から10年間、創業者の加藤朝雄氏(故人)の知人である経営者の企業グループから米ハワイの土地建物や福岡市のオフィスビルを購入し、子会社を通じて巨額の貸し付けをしたほか、トラブル対応も依頼。経営者側との間で約260億円に上る不適切な取引を繰り返し、約200億円を流出させ、約170億円が未回収になったという。

 

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