東大&京大合格者10年前との伸び率比較ランク 渋幕と日比谷がトップ

2016.04.08

 10年は一昔。そこで、東大と京大の合格者合計が10年前と比べて伸びた学校ランクを紹介したい。

 最難関2大学に、この10年でもっとも合格者が増えたのは2校。渋谷教育学園幕張(渋幕)は、東大が推薦2人を含む76人で10年前に比べて50人増。京大は2人減の5人で計48人増。日比谷は東大が推薦2人を含む53人で41人増。京大は7人増の9人で計48人増えた。新鋭と名門がともにトップという結果となった。

 中学受験に詳しい専門家は「渋幕が、東大ランクのトップ10に入っていた千葉・県立を抜いたのは2002年。その後、抜き返されますが、05年からはずっと千葉でトップ。県立・千葉も中学を新設して中高一貫校になって14年に初めて中高一貫生が卒業しましたが、差は広がる一方です。渋幕は東京からの入学者が増えていると聞いています」という。実績アップにつれて、入学者の質も上がっているようだ。

 日比谷は50〜60年代、東大ランクのトップだった。68年に初めて灘に抜かれた後、都立高の入試改革もあって激減。71年にトップ10から転落し、93年には合格者が1人になるほど落ちこんだ。

 塾関係者は「石原慎太郎都知事時代、都立高改革が行われ、日比谷は02年に進学指導重点校に指定され、初めて卒業生が出た05年に東大合格者が前年の3人から14人に増えた」という。今年は44年ぶりに50人の大台超えを果たし、全体で11位に入る躍進だった。

 トップ10では、公立の躍進が目を引く。特に京大に強い私立一貫校は1校も入っておらず、4位に堀川、7位に中高一貫校の西京が入っているが、いずれも公立。地元塾の講師は「関西の私立一貫校では、東大、京大より国公立大医学部の人気が高いからでしょう」という。

 11位以下では、大阪の公立トップ校の北野、天王寺、兵庫の公立トップの神戸が出てくる。私立中高一貫校は、19位の須磨学園が最初。関西の中高一貫校の医学部人気は、この10年でますます高まっているようだ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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