外国人旅行者が訪れない地域は悲惨な状態が進んでいる (1/2ページ)

2016.04.14

“爆買い”無き地方の疲弊はさらに酷くなる=京都市東山区のシャッター商店街
“爆買い”無き地方の疲弊はさらに酷くなる=京都市東山区のシャッター商店街【拡大】

★地方疲弊編

 3月に国土交通省が発表した「2016年の公示地価」(1月1日時点)によると、商業地の全国平均は8年ぶりに上昇し、住宅地の下落幅も6年連続で縮小した。特に東京、大阪、名古屋の3大都市圏の平均は、商業地、住宅地ともに3年続けて上昇した。

 地方でも外国人観光客増加による地価上昇が注目されている。昨年は“爆買い”中国人を中心に過去最高の1974万人が訪日。その外国人が多く訪れる地域の地価が上がっているというのだ。

 中国便の離発着空港がある北海道・旭川や静岡、クルーズ船が入る長崎などの商業地は軒並みアップ。北陸新幹線開業効果で金沢の商業地の地価も上昇に転じている。

 また、外国人に人気の大分・由布院温泉も賃料が上がっている。冬季スポーツの中心地の北海道・ニセコ周辺も、所有者の高齢化で手放されるバブル期前後の物件が、欧米の外国人によって高値で購入されているという。

 30年近く前のバブル経済初期、都心部の一等地から高騰し始めた地価は、地方にも広がった。今回もそういうことが起こるのだろうか。私の実感では、地方でも、外国人旅行者が訪れない地域は、悲惨な状態が続いている。

 前々回のこの欄でお伝えしたように、私は毎週末、かつて麻布自動車傘下だった栃木・喜連川カントリー倶楽部でゴルフをする。毎週、行っているから、街がどんどん衰退していることがよくわかる。

 私たちがゴルフ場を造った昭和の末期、このゴルフ場周辺の土地は、1反歩(山林や田畑など農村の土地の面積を表す単位。1反歩は300坪)約200万円ぐらいだった。それがいまや20分の1の1反歩10万円でも売れない。

 

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