「幼少時代、舛添氏は貧しかったそうですが、それが尾を引いて『一銭も身銭を切らない』ような性格になってしまったのでしょうか。とにかく、他の人では考えられないような話ですよ。ああいうのは死ななきゃ治らないでしょう」
確かに、都民・国民は、政治資金を家族旅行に流用していた政治資金規正法違反(虚偽記載)のようなレベルの疑惑だけでなく、舛添氏の人間性を示すエピソードの数々に不信感・嫌悪感を覚え、世論調査で約7割が「辞職すべきだ」と突き放しているようだ。
舛添氏は27日午後、3度目の釈明会見に臨んだ。その前日、遠慮のない言動から「イブキング」の異名をとる自民党の伊吹文明元衆院議長は、顧問を務める同党二階派の総会で、舛添氏について以下のように講話した。
「自分に厳しくない人が権力を持った組織は非常に怖い」「法律で許されても、やってはいけないことがある。『伝統的な定め』や『道徳』というものだ。これをしっかり持っていないと、人から後ろ指を指されたり、法律では罰せられないが『お天道様の下を歩けない』などといわれる」
実に、核心を突いた指摘といえそうだ。