人気企業ランク 保険、商社、金融が上位に

2016.06.10

 大学生の就活が本格化するなか、今週は人気企業ランクを紹介したい。企業の人材採用支援を行っているワークス・ジャパンが1〜4月、17年卒業見込みの大学生と修了見込みの大学院生約10万人にウェブとセミナー会場でアンケートを実施。8516人の回答を集計した。

 理系に加えて文系学部卒業生の採用が好調で、就職は売り手市場だ。就活は2年連続のスケジュール変更で、企業の選考が昨年の8月から6月1日へと2カ月前倒し。短期決戦になっている。

 トップは昨年に続き損保ジャパン日本興亜。上位企業について、ワークス・ジャパンの清水信一郎社長は「傾向は昨年と同様ですが、損保がベスト5に3社も入ったのは驚きです。保険を考える学生は損保から入ることもあるうえ、災害の時に役立つことから注目されます。業績が芳しくないと報道されている総合商社の人気も高い。伊藤忠の躍進は、業績の良さと独自の広報展開によるものと思います」という。

 金融人気はまだまだ高い。ひとつは、メガバンクなどの採用人数が多いことにある。昨年は、東京三菱UFJ銀、三井住友銀は1500人を超える採用だった。損保も500人を超える。就活中の学生も「金融を就活の対象から外している人はいません」という。

 これから本格的な選考が始まるが、気になるのは昨年、問題になったオワハラ(就活終われハラストメント)。

 前出の清水氏は「昔は大手、準大手、中堅、中小の順に内定を出していましたが、期間が短縮されたため、一斉に内定を出すようになりました。学生が態度を保留し、企業もダメなら次の手を打てるのに打てないでいるため、早く態度を決めてほしいという焦りがオワハラの理由です。今年も続くでしょう」と話す。

 希望の企業の内定を勝ち取れれば問題ないが、そうでない時は迷う。今年もオワハラ対策は必要なようだ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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