【世界最強だった日本軍航空部隊】英艦隊壊滅後にみせた日本海軍航空隊の“武士道” 現場海域上空から花束投下 (1/2ページ)

2016.06.22

マレー沖海戦で活躍した一式陸上攻撃機
マレー沖海戦で活躍した一式陸上攻撃機【拡大】

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 《私は独(ひと)りであることに感謝した。戦争の全期間を通じて、これほどの強い衝撃を受けたことはなかった》

 英国のチャーチル元首相は戦後、著書『第二次世界大戦回顧録』で、マレー沖海戦の大敗北をこう回想している。

 1941年12月10日、英戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」と「レパルス」は、マレー半島東岸のクワンタン沖で、日本海軍航空隊85機によって撃沈された。英東洋艦隊は開戦3日目で壊滅したのである。

 この海戦に世界中が震撼(しんかん)したのは、世界で初めて航空機が高速航行中の戦艦を沈めたからだった。米国は3日前に自ら体験した“真珠湾の悪夢”が、単なる偶然や奇跡でないことを思い知らされた。

 マレー沖海戦は、日本海軍のパーフェクト・ゲームだった。

 参加した一式陸上攻撃機および九六式陸上攻撃機合わせて75機が、英軍の新型対空火器「ポムポム砲」の弾幕をかいくぐり、高速で回避運動中の戦艦に魚雷49発を放って20発を命中させた。命中率は40・8%だった。

 高度な誘導武器や火器管制システムもない時代に、海面すれすれの低空で肉薄し、かくも高い命中率を記録したというのは、まさに“神業”であり、厳しい訓練のたまものといえよう。

 これだけの大戦果にもかかわらず、何と日本海軍航空隊の損害はわずかに3機(戦死者21人)でしかなかったのだ。

 この一戦には知られざる美談がある。

 日本海軍航空隊の猛攻を受け、洋上のたいまつと化した「レパルス」に、駆逐艦「バンパイア」と「エレクトラ」が生存者救出のために急行した。他国軍ならば、この駆逐艦も沈めるが、日本軍はそうではなかった。

 

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