【世界最強だった日本軍航空部隊】B29爆撃機を485機も撃墜した本土防空部隊 (2/2ページ)

2016.06.23

 戦争末期の日本は、7000〜9000メートルの高高度を大挙して押し寄せるB29に手も足も出せなかった−という話が横行しているが、そうではなかったのだ。帝都上空では、飛行第244戦隊が立ちはだかった。

 戦後、前出の小林氏や、専任飛行隊長の竹田五郎大尉、B29を5機撃墜・7機撃破した撃墜王、生野文介大尉など、本土防空戦に活躍した面々は、航空自衛隊でも本土防空を担った。

 ちなみに、竹田氏は1976年9月、ソ連のベレンコ中尉が亡命を求めてミグ25で函館空港に飛来したときの北部航空方面隊司令官だった。このとき的確に対処できたのは、かつての本土防空戦の経験からだろう。

 竹田氏はその後 第14代航空幕僚長となり、さらに自衛隊制服組のトップとなる第12代統合幕僚会議議長を務めている。

 戦後の日本の空も、飛行第244戦隊の精鋭によって守られていたのであった。

 ■井上和彦(いのうえ・かずひこ) 軍事ジャーナリスト。1963年、滋賀県生まれ。法政大学卒。軍事・安全保障・外交問題などをテーマに、テレビ番組のキャスターやコメンテーターを務める。航空自衛隊幹部学校講師、東北大学大学院・非常勤講師。著書に『撃墜王は生きている!』(小学館)、『ありがとう日本軍』(PHP研究所)、『日本が戦ってくれて感謝しています2−あの戦争で日本人が尊敬された理由』(産経新聞出版)など。

 
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