MARCH現役進学率が高い学校ランク 東京、神奈川がベスト10占める

2016.07.01

 今週はMARCH(明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)の現役進学率が高い学校ランクを紹介したい。現役進学率はMARCHの現役進学者数÷卒業生数×100で算出し、MARCHの付属校は除いた。

 首位は鎌倉で、神奈川と東京の学校がベスト10を占め、公立高が強い。今年のMARCHは、志願者は立教大を除いて増えた。一方で、合格者数は法政大を除いて減った。合計すると、1918人減。志願者が増え、合格者が減ったのだから、入試は厳しかった。

 都内の進学校の進路指導教諭は「例年なら合格していた学力の生徒が、今年はけっこう落ちました」という。

 合格者減の理由は、文科省が進める定員厳格化によるものとみられる。今まで大学は、定員より多くの入学者を受け入れてきた。それをより定員に近づけるよう入学者の超過率を低くした。

 今年から徐々に入学者を減らし、大規模大学では2018年に定員の1.1倍まで減らすことになる。それ以上入学させると、文科省の補助金が不交付になる。入学者を減らすことは、合格者を減らすことにつながる。今年から、大手大学で合格者を絞ったところが多かった。

 この定員の厳格化の狙いは、地方創生にある。大都市圏の大学に地方からの入学者が多く、定員を厳格に守れば、地方の高校生は地元の大学に進学するという考えだ。

 予備校の入試担当者は「現実には、首都圏の大手大学は1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)からの合格者が年々増えている状況で、地方からの入学者は減る一方です。定員の厳格化を行っても、地方創生に効果があるのか疑問ですが、首都圏の大学入試が厳しくなったことは確か。今年は2月に合格できなかった受験生のおかげで、3月入試の志願者が10%ほど増えた。定員厳格化のあおりを受けたと推測されます」という。

 MARCHの入試は来年も厳しくなりそうだ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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