始めよう!認知症、高血圧予防 「1日8000歩・20分速歩き」で (1/2ページ)

2016.07.06

1日あたりの「歩数」「中強度活動(速歩き)時間」と「予防(改善)できる病気・病態」
1日あたりの「歩数」「中強度活動(速歩き)時間」と「予防(改善)できる病気・病態」【拡大】

  • <p>目安を決めて歩くだけでさまざまな病気の予防が期待できる(写真と本文は関係ありません)</p>
  • <p>青柳幸利氏</p>

 高齢者の病気予防をめぐって、さまざまな運動法が提唱されるなか、一つの研究結果が今、大きな話題を呼んでいる。5000人の歩きと病気の発症・予防の関係を徹底分析した調査で、疾患予防には「1日8000歩・20分の速歩き」が効果的であることが分かった。認知症や高血圧症などの疾患に有効な歩行目安も示されており、日常生活に気軽に取り入れることができそうだ。“奇跡の研究”とも称されるその全容を探った。

 研究は東京都健康長寿医療センター研究所(東京都板橋区)が実施。群馬県中之条町に住む65歳以上の高齢者5000人(重篤な認知症や寝たきりの人を除く)を対象に、2000年から15年以上にわたり、運動量と病気の発症率の関係を調べた。

 結果、1日の歩数や中強度活動(速歩き)時間が増すごとに有病率が低くなることが判明。身体活動計を装着した500人を対象にした調査では、「1日7000歩以上・速歩き15分以上」を満たした人で認知症の発症がゼロとなるなど、さまざまな実証データが得られた。

 研究を行った同研究所・老化制御研究チーム副部長の青柳幸利氏(53)は「歩数と速歩き時間の基準を満たす場合とそうでない場合では、病気予防の効果に明確な差がみられた。歩きによる病気予防の効果は『1日8000歩・速歩き20分』でほぼ頭打ちとなり、それ以上の身体活動を行っても効果はほとんど上がらなかった」と解説する。

 研究では実証データを基に、それぞれの病気予防に有効な歩数と速歩きの時間も示されている。

 例えば、「1日4000歩・速歩き5分」で鬱病予防に効果があることが分かったほか、▽認知症、心疾患、脳卒中には「5000歩・同7・5分」▽がん、動脈硬化、骨粗しょう症には「7000歩・同15分」▽高血圧症、糖尿病には「8000歩・同20分」で、予防効果が確認された。

 

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