「せたが屋買収」真相を探る (1/2ページ)

2016.07.08

せたが屋(駒沢)
せたが屋(駒沢)【拡大】

 6月27日の夜は「東池袋大勝軒創業55周年祝賀会」に参加していた。その最中に「今年のラーメン業界十大ニュース」に入りそうな情報が飛び込んできた。「吉野家が有名ラーメン店を買収!」。ネットニュースのタイトルとしてはこうまとめるしかなかったのであろう。

 その「有名ラーメン店」が国内で14店舗、海外で3店舗展開中で勢いのある「せたが屋」グループである。文字数にこだわらず正しく言えば「吉野家ホールディングスが株式会社せたが屋の株式を66・5%取得し、資本提携」ということになる。「買収」という言葉の持つイメージと「資本提携」という表現では大きく違う。

 このニュースの後、すぐにせたが屋代表の前島司さんに取材申し込みをしたがこの紙面締め切りには間に合わず、まずは前島司さんのFacebookコメントを参考にして速報的に解説したい。

 「吉野家がせたが屋を買収!」という短いセンテンスが一人歩きし、「せたが屋が経営危機?」「せたが屋が多店舗展開を図る?」「せたが屋で牛丼が食べられる?」などといった噂が飛び交っていた。

 それに対して前島司さんはこう答えている。経営に関しては「創業以来15年間売り上げ昨対を割り込んだことはなく、緩やかだが右肩上がりで成長している」。多店舗展開については「労働人口が減少し、市場が縮小する中、無理な拡大路線を掲げることは時代に合ってない」。

 業態の融合に関しては「吉野家ホールディングスと言う立派な企業との資本提携」であり、複数の飲食事業を手がける大企業のラーメン部門ということになり、牛丼事業の吉野家とラーメン事業のせたが屋の融合は当面無さそう。うどんの「はなまる」「ステーキのどん」「フォルクス」などのレストラン事業、寿司の「京樽」などと同様にグループ企業に並ぶということだ。

 

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