カドヤ食堂が示した大阪のレベルの高さ (1/2ページ)

2016.07.15

カドヤ食堂(大阪市・西長堀)のワンタン麺(塩味)
カドヤ食堂(大阪市・西長堀)のワンタン麺(塩味)【拡大】

 20年前の大阪は食べ歩くべきラーメン店がそんなに多くはなかった。どちらかといえばうどんの街であり、チェーン店が多く、こだわりを持った個人店は少なかった。しかし、ここ数年の大阪は目をみはるものがある。新店が続々出てくるのと、その新店のレベルがすごく高いのだ。

 こうした大阪のラーメン店のレベルアップに寄与しているのが「カドヤ食堂」の存在である。創業は2001年。こだわりの中華そばを提供し、本格派のラーメンが少なかった大阪に衝撃を与えた。人気になり、行列ができるようになっても「もっとおいしく」という追求をやめなかった。

 店主は“ラーメンの鬼”故・佐野実さんと出会い、大きな影響を受け、「佐野JAPAN」(佐野さんを師匠と敬愛するラーメン店主の集まり)のメンバーとなった。そこで自家製麺に目覚め、次なる飛躍を目指す。今では製麺室にこもる毎日。スープは任せても麺は任さず、日々進化させている。

 その麺の特徴は、しなやかでなめらか。麺固め好きの人にはわかりにくいかもしれないが、スープをまとったこの麺は実においしい。師匠である佐野さんが「麺は男、スープは女」と言っていたがこの麺とスープが一体となったときに真価が発揮される。うま味調味料に頼らずとも力強いスープは最後の一滴まで飲み干したくなる。そして実際に多くの人が飲み干していくスープ。

 今でこそ、麺に力を入れ製麺室に入っているが、「食材マニア」と呼ばれるほど、食材を研究し、材料は厳選している。もちろんスタッフがそれらをレシピ通りに作っているからこそできる万全のスープ。トッピングされる具一つ一つにも気を配っている。奥さんを中心とした接客も心地よく、身も心も満足してお店をあとにすることができる。

 

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