本丸が落ちても戦い抜く! やりすぎ「防御」熊本城の秘密 中井均(滋賀県立大学教授) (1/3ページ)

2016.07.24

工事が始まった熊本城の「飯田丸五階櫓」
工事が始まった熊本城の「飯田丸五階櫓」【拡大】

 よく日本三大名城と呼ばれる城がある。大坂城と名古屋城と熊本城である。もちろん三城の選定は時代や選び方によって様々なのであるが、荻生徂徠は築城の名手と呼ばれた加藤清正、藤堂高虎の手によるこの三城を名城に挙げている。(総合オピニオンサイト iRONNA)

 ところでこの三城のなかで大坂城と名古屋城は徳川幕府による天下普請の城である。熊本城のみが一大名の居城として築かれた城なのである。その特徴は何といっても石垣にある。築城の名手である加藤清正と藤堂高虎はともに石垣普請の名手でもあったが、二人の石垣には大きな違いがある。清正の石垣が天端三分の一近くのところから反り返る構造であるのに対し、高虎の石垣は極めて直線的に積み上げられている。両者の代表作が熊本城と伊賀上野城の石垣である。

 私が熊本城の特徴をあげるならば、その第一は五階櫓という巨大な櫓をいくつも構えている点である。本丸の中心には大天守と小天守からなる連結堅天守を構えているが、本丸の北西隅には宇土櫓と呼ばれる三重五階地下一階の三重櫓が配されている。実際は三重櫓であるが、その威容から五階櫓と呼ばれ、さらには小天守に次ぐ櫓として、三の天守とも呼ばれた。これは名古屋城西北櫓、大坂城伏見櫓(戦災で焼失)とともに日本最大の櫓であり、一階平面が九間に八間あり、四重四階の伊予大洲城の天守をも凌駕する規模であった。

 

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。