ソフトバンク巨額買収は大きな賭け ARMとの交渉と決断たった2週間 (1/2ページ)

2016.07.31

 ソフトバンクグループは英国の半導体設計会社「ARM(アーム)ホールディングス」を約240億ポンド(約3兆3000億円)で買収する。日本企業による海外企業の買収としては過去最大規模。これは買収額に見合う投資だろうか。

 ARM社は通信用半導体回路設計の最大手。スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器に搭載されるCPU(中央演算処理装置)は同社の仕様に基づいていて、世界のスマホの97%に組み込まれている。省電力性能に優れた同社の技術がなくては、アップルもサムスンもスマホを作ることができない。

 今後、家電や自動運転車、工場の設備などのあらゆるモノをインターネットでつなぐ「IoT」の世界では、ARM設計のチップがあらゆるモノに組み込まれると予想されている。そのとき、ARM社は現在の100倍の利益を生み出すかもしれない。ということで今後、ソフトバンクはIoT関連事業を優位に進めることができるというわけだ。

 ARM社の昨年の売上高は9・7億ポンド。これに対し、純利益は3・4億ポンドで利益率も約35%と非常に高い。ただし、この程度の純利益では、今回の買収額を回収するには100年はかかる。

 また、ソフトバンクは昨年度の連結売上高が9兆円を超えているが、この3月末で約12兆円の有利子負債を抱えている。孫正義社長はこれまでも独自の戦略で投資と買収を繰り返してきた。かつて米国の携帯電話大手「スプリント」を買収したとき、孫社長は「黒字にする方法を私は知っている」と語ったが、なかなか黒字にならない。逆に、有利子負債はスプリントを買ったあたりから増えている。

 

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